妊娠中期に入れば、出産まではあっという間です。仕事や家事など日々の生活に追われて、いつの間にか臨月!?準備ができていない!となる方もいらっしゃるかもしれません。
いざ出産!となった時に、あれがないこれがないと焦ることにならないように、出産準備は今の時期から少しずつしていきましょう。ここでは出産に向けて準備しておきたいものについてお話ししたいと思います。
家具や物の配置を考えよう
妊娠後期に入ればお腹も大きくなり、なかなか思うように動けなくなります。妊娠中期の間に、赤ちゃんとの生活を想像して、家具や物の配置を考えておきましょう。
赤ちゃんの寝る場所、ベビー服やオムツの置き場所、沐浴をする場所など、赤ちゃんと一緒に生活した時に、どこになにがあれば生活しやすいか、生活動線も加味して考えてみましょう。
その場所が確保できるように家具の配置を換えたり、新たに買い足す必要が出てくるかもしれません。1階がリビング、2階が寝室と分かれている場合には、リビングでの赤ちゃんの寝る場所の確保や、ベッド・お布団の準備も必要です。
大きい家具の購入や配置換えは、絶対にお母さん1人ではしないようにしましょう。
赤ちゃんとの生活に必要なもの
配置を考えた後は、必要なものを揃えていきましょう。赤ちゃんとの生活には、今まで家になかったさまざまな用品が必要になります。
ベビーベッド・布団などの寝具
ベビーベッドの大きさには、120×70のスタンダードサイズと、90×60のミニサイズがあります。部屋が狭かったり、低月齢の間しかベビーベッドを使わない予定なら、ミニサイズがいいでしょう。寝具もそのサイズに合わせて準備する必要があります。
調乳セット
母乳育児希望の方でも、最初は母乳の量が少ないため、ミルクを足す必要が出てくることがありますので、調乳セットは買っておいたほうが安心です。退院する頃に、慌てて準備するのも大変です。粉ミルク・哺乳瓶・乳首だけでなく、哺乳瓶の消毒グッズ、哺乳瓶を洗うブラシ、お湯を沸かすポットなどが必要になります。
授乳グッズ
母乳が下着に漏れるのを防ぐために母乳パッドが必要なほか、授乳時に赤ちゃんを支える負担を減らすために授乳クッションがあると便利です。初産婦さんの場合、乳頭が切れたり痛くなったりする場合が多いため、乳頭ケアクリームや乳頭保護器が必要になる場合があります。
オムツ・おしりふき
新生児サイズを買っておくのが一般的ですが、大量に購入するのはお勧めしません。
赤ちゃんの大きさによっては使える期間が1か月以内の場合もありますし、メーカーによっては赤ちゃんの肌に合わない場合もあります。とりあえず1パック購入して、様子を見てから次を買うようにしたほうが安全です。
ベビー服・肌着
赤ちゃんは想像以上に、吐いたり、ウンチやおしっこが漏れたりして着替えることが多いです。
ベビー服や肌着が少ないと、日に何回も洗濯しなければならず家事の負担が増しますので、服は多めに準備しておきましょう。
沐浴用品
生後1か月までは、お風呂の浴槽ではなくベビーバスで沐浴になります。
ベビーバスのほか、ベビーソープや沐浴剤、体を洗ったり体にかけるためのガーゼ、湯温計が必要になります。ベビーバスはプラスチックのもの以外に、空気を入れて膨らませるタイプのものもあり、使わなくなった時に収納場所が少なくすみます。
外出アイテム
退院や一か月健診のほか、退院1週間後に赤ちゃんの体重チェックに行かないといけない病院もあり、新生児用の外出アイテムが必要です。
車を使う場合には、チャイルドシートが必須になりますので、必ず新生児から使えるものを準備するようにしましょう。徒歩や電車の場合には、ベビーカーや、抱っこ紐などが必要になりますが、新生児は使えないタイプもありますので必ず確認しましょう。
外出時には、オムツや哺乳瓶などベビーグッズを収納できる、マザーズバックなどの大きめのバッグも必要です。
入院セットはなにが必要?
出産はいつどこで始まるかわかりません。家で寝ている時に陣痛が来る場合もあれば、買い物など外出中の場合もあります。また、破水から始まる(前期破水と言います)場合もあります。いつ出産が始まっても大丈夫なように、入院セットは臨月に入るまでには準備しておきましょう。
下記に準備しておくと安心なものをご紹介しますが、病院が準備してくれている場合もありますので、正確なことは出産予定の病院に確認するようにしましょう。
診察券・保険証・母子手帳・印鑑
これらは色々な場面で必要になってきますので、失くさないように管理しておきましょう。
吸水シート
破水から出産が始まった場合、羊水が出るため、タクシーや車に乗る時のために吸水シートやバスタオルが必要になります。
吸水シートは、ペットシーツや介護用の吸水シートなどが100均などで購入できますので準備しておきましょう。
パジャマ
授乳がしやすいように前開きのものがベストです。冬場はカーディガンなどはおるものがあると安心です。
下着類
出産が終わった瞬間に、妊娠前のお腹に戻るわけではありませんので、産後用ショーツを準備しましょう。授乳がしやすいよう授乳用ブラジャーを準備しておくと便利です。
洗面・シャワーセット
通常、産後1か月はお風呂に入れませんが、シャワーには入れます。入院中用にミニボトルのシャンプーやボディソープ、洗顔などがあると便利です。
タオルセット
自分が使うバスタオルやフェイスタオルのほか、授乳用のガーゼがあると便利です。
筆記用具
入院中、書類を書くことが多いですので、ボールペンが1本あると便利です。
まとめ
実際に赤ちゃんとの生活が始まって、足りない物が出てくるかもしれませんが、今はお店に行かなくてもインターネットで買えますので、要点を抑えて準備しておけば大丈夫です。
出産準備として、かかりつけの産婦人科の電話番号、家からすぐ呼ぶことのできるタクシー会社の電話番号(できれば2社以上)、ご主人の電話番号は間違いのないようスマホの電話帳に登録しておくと、もしもの時にパニックにならずにすみます。