身体に突然できた発疹。発疹の要因となる病気は様々あるので、医師の診察が必要になりますが、症状を和らげるため生活に気をつけることで緩和される場合もあります。今回は、急にできた発疹に対するセルフケアについて解説します。

病院に行くべき発疹は?

発疹の状態によっては、すぐに医療機関を受診した方が良いものもあります。

以下のような場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

  • 発疹が突然現れて全身に広がる
  • 熱が出る
  • 水膨れになる
  • 痛みがある
  • かゆみが強い

詳しくは、「急に出現する大人の発疹には様々な病気が。原因は一体何?」をご参照ください。

家庭でのセルフケアのポイントは?

聴診器

虫さされ、かぶれなど、理由が分かっていて症状が軽い発疹については、症状を和らげるために自宅でのセルフケアを行えば良くなることがあります。理由が分からない場合、どんどん悪化する場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

帯状疱疹

水ぼうそうにかかった後に身体に残ったウイルスが、再び活動を始めるのが帯状疱疹です。病気、加齢、疲労やストレスなどで身体の抵抗力が落ちたときに起こりやすい病気です。

最初は症状が軽くても、多くの場合は後で発疹の範囲が拡がったり、痛みが出たりしてきます。なるべく早めに抗ウイルス剤を内服した方が良いので、すぐに皮膚科を受診しましょう。

また、家ではバランスの取れた食事を心掛け、睡眠を十分にとりましょう。

虫さされ

刺された虫の種類によって、皮膚の症状は異なります。虫さされは夏に多く見られ、市販の虫刺されの薬で改善することもあります。かゆみが強い時はクーリングすると軽減します。しかしながら、放っておくと発疹をかきこわして感染を起こしたり、かゆみのため夜に眠れなくなったり、硬くなって残ることもあります。ひどくなる前に皮膚科を受診するようにしましょう。

虫さされの種類 症状など 予防
ノミ刺症 猫のノミに刺されて大きな水ぶくれができる 虫よけ忌避剤を使う
毒蛾ひふ炎 椿やサザンカの木につく茶毒蛾の幼虫の毒針毛が飛んで皮膚炎を起こす ツバキやサザンカの手入れをするときは、長袖の上着などで皮膚を防備する
ブユ刺症 川遊びやキャンプなどでブユの幼虫に刺されることがあり、かゆみのとれないシコリになることがある 虫よけ忌避剤を使う
ダニ 新しいタタミにつくダニや、ネズミに寄生するイエサシダニに刺される ネズミの駆除をする、新しいタタミは日光干しをする
蜂刺症 刺されて15分以内に、じんましん、呼吸困難、意識障害などの全身症状が出るときは、救急車を呼ぶ 蜂の巣に近づかない

 

接触皮膚炎

身の周りにあるもの(金属、化粧品、衣類、洗剤、毛染め、湿布薬など)に触れて皮膚がかぶれることで起きます。かぶれの原因となる物質を突き止めて接触を避けることで、かぶれの症状を防ぎます。

原因が分からなくて皮膚がただれてしまったときの応急処置は、消毒するのではなく洗い流すことです。悪化する前に皮膚科を受診することが大切です。

しもやけ

冬の寒い日などに、皮膚の血液の量が上手に調節できないときに起こるのがしもやけです。手を温めることで症状が回復されるので、お湯の中に手を浸したり、マッサージをしたりして手の血液の循環を良くさせましょう。痛み、かゆみなどの症状が強い時は、皮膚科を受診しましょう。

日常の注意

肌に汚れを溜めないで清潔を保ち、なるべく発疹を触らないようにしましょう。石鹸などで身体を洗うときは、低刺激のものを選ぶようにして、こすりすぎないように気を付けます。

かゆみを伴う発疹が出たり、発疹が赤く腫れて熱を持ったりしているときは、氷や氷のうで冷やして安静に保つようにしましょう。身体の温度が高くなるとかゆみが強まることがあるので、入浴をするときは、長時間お湯につかることは避けるようにして、シャワーで軽く体を洗い流す程度にとどめておくのが無難です。

まとめ

発疹が急に出たときは、重症化しないうちに皮膚科を受診しましょう。原因が分かっていて症状が軽い場合は、家庭でのセルフケアで治ることもあります。辛いかゆみには氷で冷やす、規則正しい生活を送るなど身体の外側と内側からケアを続けることが大切です。