結膜浮腫になってしまい白目が腫れてしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか。いざというときに慌てないためにも、結膜浮腫の対処法や予防法について詳しくみていきたいと思います。

目次

結膜浮腫の治療法

白目がゼリー状に盛り上がる結膜浮腫は見た目が派手なので慌ててしまうのも無理はないかもしれません。目を擦ったり掻いたりしたことで、結膜の下に水がたまってしまうことが原因となっておこるアレルギー反応の一種です。

そのまま放置していると結膜の下の水は自然と吸収され、症状も時間の経過と共におさまっていくことがほとんどです。

むくみを早く治すために注射針で結膜下に溜まった水を排液する治療法もありますが、目に注射をすること、処置後結膜が赤く出血して数日目立つことを考えると、何もせずにそのまま放置しておくのが一番簡単な治療法といえるでしょう。

結膜浮腫の対処法

結膜浮腫は目を擦ったり掻いたりするなどの刺激が原因でおこります。結膜浮腫になると瞬きするたびに違和感や異物感があったり、まぶたが閉じにくいなどの症状がありますが、気になるからといって目を触ってしまうのは逆効果になります。

目への刺激を与えず安静にしていると自然と治っていくので、慌てずにそれ以上目を「擦らない、掻かない、触らない」のが結膜浮腫の適切な対処法ということになります。

かゆみが気になるという場合は、濡れタオルなどで目を冷やしたりするとかゆみが軽減され、少しは症状が楽になります。逆に温めてしまうとかゆみがよけいに気になってしまうので、注意しましょう。

結膜浮腫は予防できる!?

笑顔の女性の目元-写真

結膜浮腫は目を擦ったり掻いたりすると必ずおこるというわけではありません。しかし目への刺激が原因となっていることは間違いないので、極力目を触らないようにすることが結膜浮腫の予防にも繋がっていきます。

特に花粉症やアレルギー性結膜炎などがある人は目のかゆみを伴うことが多いため、アレルギーをもっていない人に比べると結膜浮腫をおこす可能性もグンと高くなります。花粉症やアレルギー性結膜炎は早目の治療で症状を緩和させることができるので、まずはそちらの治療をしっかりとおこなうことが予防への第一歩といえるでしょう。

まとめ

見た目が派手な結膜浮腫ですが、基本的にはそこまで心配する必要はない症状です。しかし、目の痒みが頻繁に起こる場合などはアレルギー性結膜炎の可能性があります。

花粉の時期は花粉対策、家の中ではハウスダスト対策などが有効な予防手段となります。大切な目なのでしっかりと対策を行い、適宜病院を受診するようにしましょう。