健康診断が近づいてくるとそわそわしてくる人も多いのではないでしょうか。健診当日に合わせて生活習慣を整えたり、努力をしたことがある人もいると思います。健康診断を安全・有効に活用するために気をつけるべきことはなんでしょうか。

目次

健康診断の前日

1.日頃の生活習慣のまま受ける

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健康診断では、いつもの暮らしの中での身体の様子を見ます。そのため、健診の直前だけ模範的な生活をしても、普段と異なった生活のため、その結果はあまり参考にならないのです。特別なことはせず、普段と同じように過ごして健診を受けることが大切です。

2.前日の夕食以降に食事はしない

バランスのいいい食事

前日の夕食は、健診受付時間の10時間前までに済ませるようにしてください。また、 夕食後から就寝時までは、基本的に水以外は飲まないようにしましょう。

各検査の内容によっても異なってきますので、必ず健康診断を受ける病院に確認をしましょう。

3.薬は医師の指示に従う

薬

検診前であっても、医師から毎日飲むようにと指示されている薬は、いつも通り服用しましょう。ビタミンCや総合ビタミンは尿検査に影響を与えますので、健診の2日前から服用を控えてください

薬は、大切な治療の一環です。普段から薬を飲んでいる人は、自分で判断せず、病院に確認するようにしましょう。

4.ゆっくり休む

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前日は、ゆっくり休み睡眠をしっかりとりましょう。疲れやストレス等は血圧をあげたり、身体に悪影響を与えます。

いつもの体調で健康診断が受けられるように準備をしましょう。

健診当日

1.薬は医師の指示に従う

カプセル薬

日本総合健診医学会は、健診前の薬の服用について以下のように説明しています。

  • 検査中に低血糖を起こす可能性があるため、糖尿病薬は服用しないでください。
  • インスリン注射をしている方は、当日の朝は注射をせず、健康診断会場に持参してください。
  • 高血圧、心臓病、うつ病、パーキンソン病、てんかんの薬は、健診受付2時間前までに、コップ半分程度の水で服用しておきましょう。
  • 高血圧、心臓病、うつ病、パーキンソン病、てんかん以外で医師から毎日服用するよう指示されている薬は、胃のX線検査終了時に服用することになるため、健診会場に持参してください。

上でも書きましたが、薬は大切な治療です。内服や中断が、体調に大きく影響を及ぼすこともありえます。

自分で薬の使用・中断を判断せずに、必ず病院に連絡をして確認をしましょう。

 2.医師から検査結果の説明を聞く

笑顔の医師

当日に医師との面接を行い、健診の結果説明を受けることで、異常がみられたところの再検査・精密検査の必要性を認識できます。これが、疾病の早期発見や早期治療に繋がるのです。

また、当日のうちに事後指導を受けた方が、後日指導を行うよりも生活習慣の改善率が高いことが知られています。

 3.脱ぎ着しやすい服装で行く

検査着に着替える時には、脱ぎ着しやすい服装の方が便利です。また、簡単な検査はそのままの服装で行うことも考えられます。

前がボタンになっているなど、脱ぎ着しやすい格好がよいでしょう。また、血液検査や点滴等も考慮するとシャツのような腕もまくりやすい格好がお勧めです。

アクセサリーをつけていると受けられない検査もあります。できるだけつけていかないか、病院ですぐに外せるものにしましょう。

まとめ

健康診断の検査前日・当日に行うべきことを説明しました。健康診断は、安全・有効に活用できるように準備が必要です。あまり気負わず、普段通りの生活での自分の身体の状態を知るために、今回まとめたようなことに気をつけてみてくださいね。