慢性的な腹痛などで胃腸に負担がかかっているときは、暴飲暴食を避け、体を休めるために良質なタンパク質やビタミン類をしっかりと摂り胃腸を修復させてあげる必要があります。

では、胃腸に優しい食事とはどのようなものをいうのか、具体的に例をあげてポイントを説明していきます。

目次

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1.消化が良い食べ物

消化が良い食べ物、と言うとどのような食べ物なのかピンと来るでしょうか?

お粥やうどんなどの食べ物のイメージが強いですね。

消化が良いという食べ物の条件としては、胃腸内に留まる時間が少ない、食物繊維が少ないなどが挙げられます。食品によっても、消化にかかる時間はもちろん違いがありますし、調理方法によっても変わってきます。

消化に良い食べ物としては以下のようなものがあります。

  • おかゆ・やわらかく炊いたご飯
  • うどん
  • 蒸しパン
  • じゃがいも

主食となるような炭水化物が多いですね。

胃腸が弱っていても、体を動かす力になるエネルギー源はしっかりと確保しておかなくてはいけません。

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2.良質なタンパク質

タンパク質は体の組織を作るために必要です。炎症を起こしてしまった胃や腸が修復するのを早めます。

良質なタンパク質というのは、タンパク質に含まれるアミノ酸スコアが高いという意味です。

タンパク質を構成しているアミノ酸は食事からしか摂取できない必須アミノ酸というものがあります。この必須アミノ酸が多く含まれているほどアミノ酸スコアが高いと評価されます。

アミノ酸スコアが高い、良質なタンパク質は以下のような食品があります。

  • 牛乳・ヨーグルト
  • 鶏肉・豚肉
  • あじ・さんま・ぶり
  • 豆腐・大豆

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3.刺激の弱いもの

食品の温度や硬さなどの刺激によっても胃や腸は傷がついてしまうので、調理法にも気をつける必要があります。

以下のようなものは、できるだけ避けましょう。

熱すぎる冷たすぎる料理

料理の温度は人肌程度の温度がベストです。

熱いスープは冷まし、アイスクリームや氷などの冷たい刺激のあるものは避けましょう。

香辛料の多いもの

こしょうや唐辛子などの刺激の強い香辛料は、胃の働きを活発にし胃酸の分泌を促してしまいます。

胃腸の調子が悪いときはゆっくりと胃を休める必要があるので、そのような香辛料の摂取は控えましょう。

味付けの濃いもの

味付けの濃い料理も香辛料と同じく胃の働きを活発にしてしまいます。

塩味だけに限らず、甘みにも十分注意し、味付けは薄めにするように心がけましょう。

嗜好飲料

コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれるものは胃腸に刺激を与えてしまいます。

炭酸飲料やアルコールなどの摂取も控えましょう。

食材の切り方と硬さ

胃腸が弱っているときは、食材を小さめに切り、やわららかく煮ると消化が良い状態になります。

繊維質の多いものや脂質の多い食材は使用せず、避けることが必要です。

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まとめ

以上、胃腸が弱っているときの体に優しい食事についてまとめました。上記のポイントを意識し、胃腸に刺激の少ない食生活を送れるように気をつけましょう。

また、十分な休養を取ることも大切です。規則正しい生活を心がけ、睡眠時間もしっかりと確保できるように生活をしてください。