あなたはデンタルリンスを知っていますか?歯磨き時や、ちょっとした口臭が気になるときにデンタルリンスを使うと、口の中がスッキリして気持ちが良いですよね。しかし、実はデンタルリンスの効果や正しい使い方を知らない人は意外と多いのです。そこで今回は、デンタルリンスの効果使用方法注意点も含めてまとめました。

目次

デンタルリンスの効果とは?

今や沢山の種類が販売されているデンタルリンスですが、その効果は良いことばかりです。「口臭が気になる」「最近、歯茎が腫れやすい」「口の中がネバつく」これらに当てはまる方には特におすすめです。

今まで何となく使っていたという方も、これから試してみたいという方も知っておいて損はありません。

では、デンタルリンスの効果についてみていきましょう。

1.殺菌、抗炎症作用がある

デンタルリンスに含まれる成分に、トラネキサム酸というものがあります。

トラネキサム酸は歯茎の腫れや出血を抑える働きがあり、歯肉炎歯周病に良い効果をもたらします。歯磨きの毛先がうまく当たらない部分の歯茎は、プラークと呼ばれる歯垢が付着すると徐々に腫れてきます。

プラークをしっかりと落とした後、デンタルリンスを使用することで歯茎を引き締める効果があります。あくまで補助的な役割のデンタルリンスですが、歯茎の治りは使わない人に比べて早いので、おすすめです。

2.組織修復作用がある

ダメージを受けた歯茎を修復する成分、アラントインが含まれています。トラネキサム酸と同じような働きをしてくれるので、歯ブラシだけのお手入れよりも確実に歯茎の治りは良くなります。

3.保湿成分がある

年齢が上がるにつれ唾液の量は徐々に減っていきます。口の中が乾燥していると良いことは一つもありません。虫歯になりやすいだけでなく、口臭も強くなり、味覚にも違いが出てきます。

健康な生活を送るためにも、口の中を常に保湿し、虫歯や口臭を防ぎましょう。

デンタルリンスの正しい使い方

歯ブラシ 歯磨き粉

デンタルリンスには大きく分けて2種類あります。一つは、液体歯磨きといってブラッシングの前に使用するタイプです。もう一つは洗口液といい、ブラッシングの後に使用します。それぞれの使用法を見ていきましょう。

1.液体歯磨きタイプ

液体歯磨きを口に適量含み、20秒程かけて行き渡らせます。その後ブラッシングをします。特徴としては、研磨剤を含んでないので、歯の表面を傷つけることなくブラッシングが可能です。

2.洗口液タイプ

まずは、ブラッシング(歯磨き)をして、歯や歯茎に付着したプラークをしっかりと落とします。そして、デンタルリンスを適量口に含み、20秒ほどかけて隅々まで行き渡らせてください(商品によって量は違います)。デンタルリンスを使用後に水でうがいをしてもその効果は持続されるので、ご安心ください。また、デンタルリンスは唾液が減少する就寝前に行うと効果的です。

 

一日だけではなく、毎日続けることが大切なので、習慣づけて使用しましょう。また、ブラッシングの際に歯と歯の間のお掃除ができる歯間ブラシデンタルフロス(糸ようじ)を使用することで、よりプラークの除去率はアップします。是非お試しください。

デンタルリンスを使用する上での注意点

デンタルリンスの効果をより確実なものにするためにも、守っていただきたいことがあります。歯茎などに大きな傷がある場合は、しみることがあります。歯肉炎や歯周炎とは違い、悪化する可能性もありますので、痛みを感じた時は使わず、完全に傷口が治ってから使うようにしてください。

他にも液体歯磨き、洗口液を使用する際の注意点を紹介します。

1.洗口液

デンタルリンスを使用する前に、必ず歯磨きを行ってください。

歯や歯茎に付着しているプラークは、バイオフィルムとよばれる膜を張っています。その膜があることによって、デンタルリンスが歯や歯茎に届かず、せっかくの効果が薄れてしまいます。しっかりと浸透させるためにも、歯磨きはデンタルリンスを使用する前に行ってください。

2.液体歯磨き

液体歯磨きでうがいするだけでは歯磨きの代わりにはなりませんので、必ず歯磨きをしてください。ペースト状の歯磨きと同様に、ブラッシングで虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を落としましょう。また、歯磨き後に何度もうがいをしてしまうと液体歯磨きの成分が流れ出てしまうので、気になる場合は、軽く1回程度にしておきましょう。

まとめ

多くの種類が販売されているデンタルリンスですが、配合成分や刺激感などメーカーや商品によって違います。ご自身の使用目的に合う商品を選ぶようにしましょう。

デンタルリンスの中には、ブラッシングできない時に使う商品などもあるので、効果を最大限発揮させるためにも使用法を確認して使用しましょう。デンタルリンスを正しく使い続ければ、きっとあなたの口の中を健康に保つ助けとなるはずです。