誰でも、ちょっとした拍子に目をこすってしまうということはあると思います。眠い時、かゆい時などその状況は様々ですが、目をこすった時に痛みや違和感があると心配になってしまいますよね。放っておいても自然に治るものか・受診した方がいいのか、目をこすった時の痛みや違和感についてみていきましょう。

なぜ目をこすってはいけないのかについては、「目をこすることによるデメリット5つ」をご参照ください。

目次

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目をこすったら痛い!考えられる病気は?

目をこすることが、目に様々な悪影響を与える場合があります。

例えば目にゴミが入ってゴロゴロした異物感がある場合、どうしても目をこすってしまう場合が多いのですが、目をこすることで異物が角膜(黒目)に傷をつける場合があるのです。

また目をこすることで、本来ならば外側を向いているはずのまつげが、まぶたの内側に入り込んでしまい痛みの原因となる事もあります。たかが1本のまつげだと思うかも知れませんが、肉眼では小さくて確認するのが難しいため顕微鏡下で診てもらうとよいでしょう。

このように、こすった時に痛みを感じる場合は、角膜炎結膜炎、ゴミなどが入っている結膜異物・角膜異物、こすったことで結膜に浮腫がおこる結膜浮腫などが考えられます。

痛みがあるということは、何かしらの目の異常が起きているということを覚えておきましょう。

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この痛み放っておいても大丈夫!?

目をこすって痛みがある時、受診が必要なものなのか放っておいても自然に治っていくものなのか悩むところだと思います。

まず目が痛いといっても目の中が痛いのかまぶたが痛いのか、痛みの部位を把握しておきましょう。

こすった時にまぶたが痛いという場合は、ものもらいなどまぶたにできものができている場合があります。こすった時に圧迫されて痛みを感じるのです。皮膚に炎症などがある時もこすった刺激によって痛みを感じます。

また目の中、つまり眼球が痛い場合は、異物が入っている・目に傷が付いている・炎症が起きているなどの原因が考えられます。

ゴミなどの場合は涙と一緒に流れ落ちることもあり、ゴミがなくなり痛みもなくなれば受診する必要はないでしょう。しかし黒目(角膜)の異物などはその後の視力へ影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

しばらく様子をみていても痛みがよくならない・時間の経過と共に痛みがどんどんひどくなるという場合は、我慢せず眼科受診をおすすめします。

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痛みがある時の治療法

痛みがある時、ものもらいが原因の場合なのか、目の表面の傷が痛みの原因になっているのかによって治療法は変わってきます。

ものもらいの場合は目薬飲み薬などで治療をしたり、また状態によっては切開したりした方が、治りが早い場合もあります。

傷など眼球の問題の場合は、適切な目薬等を使用することで症状は改善されるでしょう。

しかし、例えばドライアイコンタクトの使用などが傷の原因ということであれば、一度治っても何度も繰り返す可能性があります。

ただ今の痛みを取ればいいというわけではなく、痛みの原因をしっかりと知り根本的な所から治療していくということが大切なのです。

これらの自己判断は難しいので、すぐに治ったとしても何度も繰り返すようであれば眼科医に相談するようにしましょう。

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まとめ

目をこすった時の痛みの原因は様々なので、症状も人それぞれです。まつ毛がまぶたの裏側にあるという程度ならば、涙で流されたり自分で取ることも可能ですが、鏡を見てもまつ毛が入っているようには見えない・症状がどんどんひどくなり痛みも増してきたという場合は、ゴミが見えない所に入っていたり、目の炎症など目のトラブルが起きていると考えて早めに眼科を受診するようにしましょう。