納豆

納豆菌にナットウキナーゼ…納豆が持つ健康効果とは?

納豆は独特の匂いや、ネバネバとした食感を苦手とする人が多いようですが、この匂いやネバネバ食感には素晴らしい健康パワーが隠れています。納豆にはどんな栄養素が含まれ、どのような効果を与えてくれるのか、解説していきます。

納豆ってどんな食品?

納豆は、蒸した大豆を納豆菌で発酵させて作られたものです。日本の伝統的な食品で、昔から多くの人に親しまれ、健康づくりに欠かせない食品として食べられてきました。納豆は、大豆を発酵させることによって、消化・吸収が良くなり、大豆よりも高い栄養成分を摂ることができ、大豆由来の成分もそのまま摂ることができる栄養価の高い食品です。

納豆100g中の食品成分

エネルギー 200kcal
たんぱく質 16.5g
カリウム 660mg
カルシウム 90mg
マグネシウム 100mg
リン 190mg
3.3mg
ビタミンK 600μg
ビタミンB2 0.56mg
食物繊維 6.7g

出典:農林水産省「食品成分データベース」を元にいしゃまち編集部が作成

納豆に含まれる栄養素とその働き

大豆タンパク質

納豆の原料は大豆ですので、大豆タンパク質を摂ることができます。肉や魚などから摂れる動物性タンパク質と大きく違うのは、脂質を多く含まないのでヘルシーであるという点です。また、食べ物から摂取した余分な脂質と体内で結びつき、そのまま体外へ排出してくれるという嬉しい働きもあります。

その他、エネルギー代謝を高めたり、腸内環境を整える働きもあるので、ダイエットには欠かせない食品ということができます。

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、大豆を納豆菌で発酵させるときに生成され、納豆のネバネバした部分に含まれる、タンパク質分解酵素です。ナットウキナーゼは、できてしまった血栓を溶けにくくする物質を分解する、血栓溶解作用があると言われています。血栓をできにくくする食品や成分は他にも色々ありますが、ナットウキナーゼは、血栓ができてしまってからでも分解できるというのが特長です。

ビタミンK

納豆には、骨の強度を高めるビタミンKが含まれており、大豆の33倍にもなります。納豆の消費量が多い東日本は、習慣のない西日本に比べて、骨折の発生頻度が少ないそうです。また、納豆に含まれるビタミンKはとても多く、止血作用があるため、ワルファリン(抗血栓薬)の効果を弱めてしまうことから、服用中の人は食べない方が良いとされています。

ビタミンB2

ビタミンB2は、納豆になると大豆の2倍に増えます。ビタミンB2は肌を健康に保ったり脂質の代謝を促す作用があります。代謝アップに欠かせない栄養素です。

納豆を美味しく食べるコツ

納豆

納豆は、よく混ぜるほど粘り成分が空気を含み、舌触りがまろやかになります。薬味を加えるとビタミンCがプラスされてバランスがよくなるので、ネギや大葉を加えて食べるのもオススメです。

大豆製品は、ポリフェノール成分であるイソフラボンを摂ることができますが、摂りすぎは良くないとされているので、気を付けましょう。普通の食生活を送っていれば、特に問題はないとされていますが、サプリメントや特定保健用食品を摂ったりする場合はイソフラボンは30mgまでを目安にしてくださいね。

まとめ

納豆には、大豆たんぱく質、ナットウキナーゼ、イソフラボンなど、健康効果の高い成分が含まれています。血中脂質の減少、骨粗鬆症予防、更年期障害の改善など、特に更年期以降の女性には積極的に摂ってほしい食品です。

血栓を溶かす効果のあるナットウキナーゼは、大豆製品の中でも納豆だけですが、納豆が苦手な人は煮大豆や豆腐など、1日1品は大豆製品をとり入れられるように心がけてみてくださいね。