吐き気が酷く食欲がわかなかったり、食べても戻してしまったりすることが起こります。嘔吐が起こると栄養素の吸収がされずに栄養障害に陥ってしまったり、脱水症状を起こしたりするなど、体にはもちろん良くありません。また胃酸の逆流によって食道や口の中の炎症が引き起こされます。このように、吐き気がおさまらず、食べても戻してしまう場合はどんな食事をしたら良いのでしょうか。
吐き気が起こる原因
吐き気が起こる原因としては以下のようなものがあります。
1.食べ過ぎ飲み過ぎ
暴飲暴食をすることにより、胃の粘膜に負担がかかり炎症が起きて胃もたれや胸やけの原因となります。
アルコールを過剰に摂取すると、肝臓でアルコールが代謝されるときに産生される有害物質のアセトアルデヒドの分解が遅れ、その毒性(有害性)によ
2.ストレス
ストレスによって自律神経が乱れると、胃腸症状の一つとして吐き気が起こることがあります。
3.吐き気の起こる原因となる疾患
吐き気は様々な疾患によってもたらされます。
消化器疾患
胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・虫垂炎・腸閉塞
その他
膵炎・肝炎・腹膜炎・メニエール病・突発性難聴・脳卒中・心筋梗塞・緑内障
吐き気を起こさないためには?
吐き気を起こさないために、日常生活を送る上で気をつけておきたいポイントがあります。
1.食べ過ぎ飲み過ぎを防ぎましょう
適度な量の食事をすることは健康な体を維持するためにとても大切です。
腹八分目の量を守るようにし、暴飲暴食は控えましょう。
2.ストレスを上手に解消しましょう
ストレスは体の様々な箇所に悪い影響を与えます。
自律神経の乱れは胃腸を弱らせ吐き気を引き起こしやすくします。
休養をしっかり取りリラックスできる時間を作ることが大切です。
3.その他
乗り物酔いや妊娠、食中毒などでも吐き気が起こることがあります。
吐き気が起こってしまった時の食事は?
気をつけていても、どうしても避けられない場合や、油断していて暴飲暴食をしてしまったなど、吐き気が起こってしまう時もあります。
すぐにおさまれば無理に栄養のあるものを食べようとしなくても良いかもしれませんが、長い期間そのような状態にあると栄養失調や脱水症状を起こしてしまいます。
吐き気が長い間続く場合には次のようなポイントに気をつけて食事をしましょう。
- ゆっくりと時間をかけて食事をしましょう。
- 食べたい時に食べ、飲みたい時に飲むように自分のペースを作りましょう。
- 冷たいもの、喉越しの良いものを選びましょう。(ヨーグルト、ゼリー、豆腐など)
- 揚げ物やスナック菓子など油の多い料理はやめましょう。
- 消化を良くするためにたくさん噛みましょう。
- 水分を良く摂りましょう。
まとめ
普段の生活から吐き気を起こさないように暴飲暴食を控え、適度な量の食事を守るようにしましょう。
それでも吐き気が起こってしまった場合は、上記の食事のポイントを実施してみてください。