赤ちゃんは、ママからもらった免疫がなくなる6か月頃から病気をしやすくなります。
赤ちゃんが突然、風邪を引いてしまうとママはどうしても動揺してしまうものです。まだきちんとした食事が摂れない中で、何を食べさせたり飲ませたりしたらいいのだろうと迷うこともあると思います。今回は赤ちゃんが風邪のとき、食事からの栄養補給はどのようにしたらよいのかを説明します。

目次

消化に良い食べ物とは

赤ちゃんの風邪

風邪のときは消化機能が低下していることが多いので、胃や腸にあまり負担がかからない食事を食べさせてあげましょう。

喉が痛くて食べられないかもしれないので、喉ごしが良く飲み込みやすいものが良いです。

お粥はご飯よりも消化吸収が早く、すぐにエネルギーの素となります。また水分が多く含まれているので飲み込みやすく、水分補給としても適しています。

脂質が多く含まれているものは下痢をしやすくなるので、肉類やバターなどは避け、豆腐・魚からタンパク質、また野菜を摂取するのが望ましいです。

果物からビタミンを摂りましょう

白血球は風邪のウイルスを退治してくれる免疫細胞です。この白血球の働きを活性化してくれるのがビタミンCだといわれています。
果物には、ビタミンCがたっぷりと含まれています。柑橘類の果物に多く含まれている傾向がありますが、いちごは柑橘類に匹敵するほどビタミンCが豊富に含まれています。
不溶性食物繊維が多く含まれているので、下痢をしているときにも効果的です。また、りんごのすりおろしなども良いかと思われます。
赤ちゃんが食べやすいように、酸味が少ないものを選んであげましょう。

1番に気を付けたいのは脱水!

脱水の症状について

風邪を引いて熱が出るとたくさん汗をかくため、脱水症状に罹りやすくなります。また、嘔吐下痢などが見られる場合は、より脱水に気をつけなくてはなりません。

言葉を話せない赤ちゃんは、自分がどういう状況にあるか伝えられません。早い段階で異変に気付き、適正な処置を取ってあげることが大切です。

赤ちゃんは大人に比べて体の中の水分量が多く、脱水症状になりやすいです。脱水症状としては、顔色に赤みがない、活気がなくなる、大泉門(おでこの上の方のくぼみ)のへこみが見られる、尿が減少する(おむつが濡れない)などの症状が見られます。

水分補給に適している飲み物

最近はベビー飲料の種類も豊富で、お店に行けば色々なものが手に入ります。一番のおすすめは、経口補水液であるOS-1赤ちゃん用のイオンウォーターです。

体内のミネラルバランスは一定に保たれているため、水だけを摂取しているとミネラルの濃度が薄まりけいれんを起こしたり、余計に水分を排出したりしようとかえって水分不足に陥りやすくなります。OS-1や赤ちゃん用のイオンウォーターはミネラルが含まれているので、体液を薄めずに水分を吸収でき、不足されるミネラルも補充てきる仕組みになっています。

イオンウォーターが口に合わない場合はミネラルの含まれている麦茶などもおすすめです。ただ、大人用の物はミネラルが多く下痢をしてしまう可能性がありますので、赤ちゃん用の物を飲ませてあげてください。

まとめ

赤ちゃんが風邪を引いた時には脱水に気を付け、消化に良いものを食べさせてあげましょう。

できれば栄養価の高いものが理想的ですが、赤ちゃんが食べてくれないと意味がありませんので、好きなものを食べさせてあげようと気楽に構えることも大切です。

やわらかく煮る、細かく刻む、などの形態を工夫し、食べやすく消化しやすいように工夫をしてみましょう。