今日はなんだか頭が重い・・頭がぼーっとする・・そのような体調不良を感じるときはありませんか。
「頭重感」とも呼ばれるこの症状、実は日常生活や普段の行動を少し見直すだけで対処できることもあります。
そこで、頭が重くてつらい時に行うと良い対処法をまとめてみました。
頭が重い原因は?
頭が重い・頭が締め付けられる感じがすることを頭重感と表現しますが、これは頭痛の一種です。
脳腫瘍や脳血管障害などの脳疾患、眼科疾患、耳鼻科疾患などの基礎疾患が背景にある場合もありますが、頭や首・肩周りの筋肉の凝り、ストレスや精神的な緊張、生活習慣の乱れなどの原因によって生じることがほとんどです。詳しくは「頭が重い…原因は何?めまいがある時には重大な病気の可能性も!?」の記事をご参照下さい。
そのため、頭重感を感じるときは、原因そのものを取り除くことが重要です。そして頭重感の原因を解消する方法は、薬を用いる「薬物療法」ばかりではありません。下記では、薬を用いずに、頭重感に対処する方法について見ていきましょう。
頭が重くて辛いときの対処法
1.ストレッチ・マッサージ・体操

片頭痛や緊張型頭痛などの慢性頭痛でお悩みの方は、肩・首周りの血行不良や筋肉のコリを伴っていることがしばしばあります。首や肩に負担のかかる下を向く姿勢、すなわち長時間のデスクワーク、携帯・ポータブルゲームの使用は、それらを招く原因となります。そのため、合間にストレッチやマッサージを取り入れ、長時間同一姿勢をとらないように注意することが重要です。
日本頭痛学会がおすすめする「頭痛体操」は、片頭痛の予防、緊張型頭痛の緩和に効果があると言われています。
ジョギングや水泳などの有酸素運動を生活に取り入れることも大事です。血行を良くするとともに、ストレスの軽減にも繋がります。
2.首や肩周りを温める
首や肩周りを温めることで血管を拡張し、血液循環を改善することができます。ゆっくりとした入浴やホットタオルの使用が効果的です。
痛みが辛いと冷やしてしまう方もいますが、血管が収縮し血液循環が悪くなるため、症状を悪化させる原因になります。
3.規則正しい生活、ストレスの軽減
不規則な生活や睡眠不足は自律神経のバランスが乱れやすくし、頭痛の原因となります。そのため、生活習慣を見直し、規則正しい生活を送ることが大事です。
また心理的ストレスは頭痛の増悪因子となります。ストレスフリーの生活を送ることは難しいですが、自分の趣味の時間を持つ、音楽を聴く、半身浴をする、旅行をする、などストレスを発散する手段を見つけましょう。
自分の趣味の時間を多く持つ、入浴、アロマテラピー、散歩、気分転換などはリラックスするのに効果的といわれています。
まとめ
頭重感は薬を使わない「非薬物療法」でも軽減できることがあります。頭重感でお悩みの方は上記の対処法を試してみてはいかがでしょうか。
しかし、頭重感が持続し、改善されない場合や、強い頭痛を伴う場合は、何らかの病気が隠れていないか調べることも重要ですので、医師に相談するようにしましょう。