疲れやすいと悩んでいる方、もしかして不摂生を繰り返していたり、生活の中でストレスを感じていたりしませんか?体が疲れやすくなる背景に、生活リズムの乱れやストレスによる自律神経の乱れが考えられます。
思いあたる方は生活を見直し自律神経を整えることで、症状が改善するかもしれません。
また、この記事ではあくまで軽めの症状に対する治療法を取り上げているので、症状が重く長期間続く場合は「近ごろ疲れやすい…その原因には病気が潜んでいるかも」を参考にしてみてください。
自律神経失調症とは
自律神経は、交感神経と副交感神経の二つで成り立っています。体の環境を整える働きをしていますが、ストレスなどの要因でバランスを崩してしまいます。自律神経が正常に働かなくなると、頭痛、倦怠感、動悸などの症状が出ますが、検査をしても異常が出ないものにつけられる診断名が自律神経失調症です。
自律神経失調症の原因として
- ストレス
- 不摂生
- ホルモンバランスの乱れ
があります。
更年期障害などのホルモンバランスの変化も自律神経失調症を引き起こす要因です。ただでさえホルモンの不安定な中で生活環境によるストレスがかかると、よりいっそう自律神経失調症になる確率があがります。
改善のために規則的なライフスタイルを

自律神経のバランスを整えるために自分で行えることとして
- 早寝早起き
- 食事を抜かない
- 適度な運動
- 音楽や芳香を楽しむ
- ぬるめの風呂にゆっくりと浸かる
- 家族や友人と会話を楽しむ
などがあります。
大きくまとめると、健康的な生活、ストレスを発散することが大事なのです。
上記の項目を守るだけで、症状が改善する場合があります。
そのほかの治療法
薬物療法
自律神経の乱れは、投薬でも治療することができます。
具体的には自律神経調整剤、漢方薬を使ったり、精神安定剤や軽い抗うつ薬を用いたりすることもあります。
そのほかホルモン剤、補助的に睡眠導入剤を使いますが、何を使うかは医師とよく相談しましょう。
カウンセリングを受ける
自律神経失調症は過度のストレスが大きな原因とされているので、心理療法に頼ることもあります。リラックスを図る自律訓練法、人間関係の改善を図る交流分析など、心療内科の専門医に相談しながらストレスを減らしていきましょう。
まとめ
健康的で規則正しい生活を心掛け、リラックスするだけで疲れにくくなることもあります。重度の場合は自己判断せず内科に行くことをおすすめしますが、あきらかに不摂生だったり、ストレスを溜めこんでしまったりする人はそこから改善してもよいでしょう。