腰痛に加えて足にしびれが…考えられる原因4つ!

長年続く腰痛に、最近は脚もしびれてきた。そんな症状はありませんか?腰痛には様々な原因がありますが、しびれが生じている場合は注意が必要です。そこで、腰痛としびれがあったときに考えられる原因について紹介しますので、しびれが気になる方は参考にしてみてください。

腰痛になる原因は?

背骨の中でも腰の部分は、動きやすくなっており、上半身の体重が最もかかる部分で負担が生じやすい部分です。腰への負担は腰痛となって現れますが、実は痛みを生じる原因ははっきりとわからないことが多いといわれています。

しかし、時間や活動量に問わず痛む場合や熱がある場合など中には重篤な疾患が潜んでいる場合もあります。また、しびれや足の力が抜ける、尿が出にくいなどの神経症状が出る場合も、治療が必要な原因が潜む可能性があるので注意が必要です。

なぜ腰痛としびれが生じるの?

首から腰にかけて連なる背骨には、脊髄や脊髄から分岐する神経根の通り道が存在します。背骨になんらかの障害が生じるとその通り道をふさいだり、狭めたりしてしまいます。その結果、脊髄や神経根を圧迫されてしまうと腰痛とともにしびれを生じてしまいます。

また、脊髄や神経根を圧迫する部分によってしびれが生じる場所も異なってきます。脊髄や神経根が圧迫されて生じる症状はしびれ以外にもあり、筋力の低下や感覚の障害、尿が出にくくなるなどの症状もみられるケースがあります)。

腰痛としびれがあったときに考えられる原因は?

ボールを握る

腰痛と腰・足付近にしびれが同時に起こる場合は脊髄や神経根の圧迫が考えられます。そこで、原因として考えられるものを説明を加えながら紹介していきます。

1.腰椎椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間にある椎間板と呼ばれる部分の一部が飛び出てきてしまい、神経を圧迫する状態です。神経の圧迫から腰に痛みを生じたり、お尻から足にかけて痛みや痺れ(坐骨神経痛)が生じたりします。

2.腰部脊柱管狭窄症

背骨が連なっている中に脊髄の神経が通っています。しかし背骨が変形したり、周りの靭帯が厚くなったりしてしまうと神経の通り道が狭くなってしまい、結果として神経を圧迫します。これを脊柱管狭窄症といいます。

背中を伸ばして長い時間立っていると足がしびれたり、痛みが出たりといった坐骨神経痛が生じます。また一定の距離を歩くと痛みなどの症状が出て、休めば改善するといった間欠性跛行(かんけつせいはこう)が生じるのも特徴です。

3.坐骨神経痛

坐骨神経痛は症状であり、病名ではありません。何らかの病気によって坐骨神経が圧迫されると、お尻から足へと広がる痛みやしびれを生じます。

坐骨神経は人体を通る様々な神経の中でも最も長い神経であり、様々な原因で障害されます。腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症が最も代表的な坐骨神経痛を生じさせる要因になります。

4.子宮筋腫

女性の場合には、婦人科系の病気も考慮する必要があります。子宮筋腫は子宮の筋肉組織に良性の腫瘍が生じている状態です。筋腫は子宮の様々な場所に生じる可能性があり、大きさも差があります。そのため筋腫によっては骨盤の神経や直腸を圧迫することがあります。そのような場合には腰痛や足のしびれが伴います。

まとめ

腰痛にしびれが生じた場合は背骨を通る神経の障害が考えられます。専門的な治療により症状を改善させていく必要がありますので、お近くの整形外科を早めに受診しましょう。また、女性で月経の量が多かったり、貧血が伴ったりする場合には子宮筋腫などの可能性もあるので産婦人科を受診しても良いでしょう。

参考文献標準整形外科 医学書院

参照リンク洛和会音羽病院|脊椎センター
東京大学22世紀医療センター|非特異的腰痛とは
Mindsガイドラインセンター|腰痛診療ガイドライン2012
日本整形外科学会|腰椎椎間板ヘルニア
大日本住友製薬|腰痛治療のポイント
会津中央病院|子宮筋腫について