魚の目の正しい取り方・治し方を徹底解説!有効な薬と、2つの再発防止策

足の裏にできる魚の目は、医学用語では「鶏眼(けいがん)」といいます。ひどくなると、痛くて歩けなくなることもありますよね。予防が肝心ではありますが、できてしまった魚の目はできるだけ早く治療することが大切です。魚の目に困った場合の対処方を中心に紹介します。

魚の目になったら何科に行けばいい?

魚の目は皮膚の病変です。皮膚科に行って治せるものですが、これくらいで病院へ行くのもな…と抵抗を覚える人も少なくないかもしれません。

魚の目は自宅で治すこともできますが、治療のためには硬くなった角質(芯)を取らなければいけません。ただ厚くなった角質を削っただけでは魚の目を治したとはいえず、すぐ再発し痛みが出てきます。

また、魚の目はありふれた病気ではありますが、他の皮膚病と区別がつきづらい病気でもあります。魚の目だと思い込んで自分で治療していたものが、ウイルス性のイボでどんどん大きくなってしまったというケースはよくあります。不安に思ったら必ず皮膚科を受診し、医師の診断を受けるようにしてください。

魚の目の原因としては、足に合わない靴を履いてしまうことのほかに、足の骨の形・位置の異常などが考えられます。後者の場合は整形外科で、骨を矯正したり、部分的に骨を切除することもあります。

魚の目に効く市販薬「サリチル酸」

魚の目の処置

サリチル酸とは?

魚の目に効く市販薬としてポピュラーなものに、サリチル酸が配合された薬(スピール膏、イボコロリなど)があります。

サリチル酸は、皮膚の角質を柔らかくする角質軟化作用があります。イボの固い部分にサリチル酸を塗って柔らかくして、正常な皮膚から魚の目を剥がします。

市販薬の使い方

塗り薬の場合は、1日に数回、3~4日間患部に塗布します。また、テープの形状の場合は2~3日の間貼ったままにしておきましょう(入浴中も貼ったままにしておきます)。どちらの場合も、絆創膏などを用いて、薬が芯のところだけに当たるように固定してください。

サリチル酸は、イボだけではなく、正常な皮膚にも作用します。イボでない周りの皮膚にもサリチル酸がつくと、その正常な部分も傷んでしまうことがあります。サリチル酸の入った薬はイボの部分だけに塗るように注意しましょう。

しばらく経つと、芯の部分が白く柔らかくなるので、ピンセットを使ってイボの芯を取り除きましょう。サリチル酸は人によりうまく扱えないことも多いので、無理はせず、取れない場合や心配なときは皮膚科を受診し、医師に削ってもらってください。商品には液体やテープなど種類がいくつも出ていますので、自分が使いやすいものを利用しましょう。

自分で削るのはダメ、絶対!

ハサミやカッター、軽石などを使って、自分で芯を取ろうとしたことがある人はいませんか?

魚の目の芯はたいてい、見た目以上に深く入り込んでいます。そのため、自分で削って芯を取り除くのは非常に難しいです。さらに、削り過ぎると正常な皮膚を傷つけてしまう場合もあります。細菌感染の原因になることもあるので、なかなか芯が取れない場合は必ず皮膚科を受診しましょう。

皮膚科での治療は?

メス

軽い魚の目であれば、自宅で処置を行うことができます。しかし、芯を自力で取り除くのは難しいです。また、もしも魚の目ではなくイボだった場合、誤った処置によって症状が悪化することもあります。

魚の目が大きく痛みがひどい場合や、魚の目か判断できない場合は、皮膚科で診察を受けた方がよいでしょう。

皮膚科では、まずは自宅での処置と同じようにスピール膏などを数日間貼り、角質をやわらかくします。その後、メスやハサミを使用して、芯の部分を切り取ります。さらに、再発を防ぐためにドーナツ型のパッドを用いることもあります。

この他、電気焼灼法(電気メスで患部を削り取る)や冷凍凝固療法(-196℃の液体を使って患部を急激に冷やし、異常な組織を破壊する)といった治療法を行うこともあります。

代表的な治療法は、家庭で行う治療と大差ないように思えるかもしれません。しかし、皮膚科で使用する器具は滅菌消毒されたものや、使い捨ての清潔なメスで処置を行うためトラブルのリスクが低くなります。魚の目の治療を自分で行う場合、きちんと行わないとかえって魚の目を悪化させたり、時には化膿させてしまうこともあります。

皮膚科では、患部の様子に合わせて適した治療法を選択することもできます。繰り返しになりますが、大きな魚の目ができてしまったり、なかなか治らなかったりという場合は、皮膚科医の診断を受けるのが治癒への近道となります。

魚の目の再発を防ぐためにできる2つのこと

魚の目は、足のある部分に集中的に刺激が加わることで発症します。つまり、一度治したとしても再発する可能性は低くないのです。そこで、再発を防ぐために以下のような処置を行うと良いでしょう。

患部の保護

ドーナツ型のパッドを使用し、魚の目の芯の部分への圧迫を減らします。軽い症状の魚の目であれば、この方法だけで軽快する可能性もあります。
また、角質軟化剤や保湿剤などのスキンケア用品を使うことで肌への刺激を減らすことも、魚の目の再発防止に繋がります。

足にあった靴を履く

魚の目の原因として最も多いのが、合わない靴を履いたことによるものです。足の一部だけを圧迫するような靴は避け、足の裏全体に体重がかかるような靴を選びましょう。特に女性の方はヒールを毎日履いていると魚の目ができやすくなります。ヒールは数日おきに履くなど工夫してみてください。またインソール(中敷)を工夫したり、オーダーメイドの靴を履いたりすることも有効です。専門の靴屋さんに相談することをおすすめします。

まとめ

魚の目が痛くて仕方ないという人は、今履いている靴を見直す必要があります。魚の目は放っておくと、痛みが増すばかりです。できるだけ早めに対処するようにしましょう。