毎年流行するインフルエンザ。流行ると分かっているのであれば、予防することはできないのでしょうか?ここでは、インフルエンザの流行に備えて知っておきたい、感染予防のための情報をまとめてお伝えします。

目次

インフルエンザの流行する季節はいつ?

インフルエンザは、日本では12月~3月が流行シーズンです。

年によって差がありますので、「去年は●月に流行ったから今年も同じくらいになるだろう」とは言い切れません。流行時期が早まることも考えて、予防は早めに行うと良いでしょう。

インフルエンザに関する5つのポイント

風邪

1.原因はウイルス

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症する病気です。
感染経路は主に以下の2つがあります。

  • 飛沫感染:感染者のくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことにより感染
  • 接触感染:手などに付いたウイルスが主に口から体内に侵入して感染

2.風邪との違い

風邪と見分けるポイントは以下の4つの点です。インフルエンザが疑われる場合には速やかにお近くの医療機関を受診しましょう。

  • 38℃以上の高い発熱
  • 頭痛、関節痛筋肉痛などの全身症状が伴う
  • 重症化する可能性が比較的高い
  • 急激に症状が現れる
  • 1~2月が流行のピーク

3.予防法について

 4.予防接種について

接種について

  • 接種後効果が出るまでに約2週間かかり、その後5か月程度効果が続く
  • 接種の時期は12月までには終わるように
  • 13歳未満の子どもは2回接種を推奨
  • 平均的な値段は大人が3,500円前後、子供が3,000円前後
    ※ワクチンの金額は、差が大きいです。補助の金額にも企業によって差がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

効果について

  • ウイルスが体内に侵入する「感染」を防ぐのではない
  • 発熱などの症状が現れる「発症」と重症化を防ぐ
  • 効果は100%ではなく、予防接種を受けても発症や重症化することもある
  • 副反応(副作用)が現れることもある

5.治療について

  • タミフル、リレンザ、イナビルなどの治療薬を服用する
  • 治療薬は、症状が現れてから48時間以内の使用が効果的
  • 異常行動はインフルエンザ自体に伴うものであり、タミフルをはじめとする治療薬との因果関係は確認されていない
  • 未成年の場合は、治療開始後2日間は患者を1人にしない

まとめ

インフルエンザについて知っておきたい、5つのポイントをご紹介しました。インフルエンザの流行が本格化する前に、正しい知識を持ち、早めの予防を心がけましょう。