鼻がムズムズしてくしゃみが止まらないという経験をしたことがある人は多いと思います。「たかがくしゃみ」と思っていても、くしゃみが体に様々な影響を及ぼす場合もあるのです。このくしゃみの解決方法を見ていきましょう。

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くしゃみが体に及ぼす影響、妊娠中は特に注意

くしゃみが止まらず何度も繰り返すと自分が思っている以上に体力を消耗するものです。他にも、集中力の低下やときには肋骨骨折なども引き起こしてしまう場合もあるのです。

さらに、妊娠中の女性はくしゃみで腹圧がかかることによりお腹が張ってしまうということもあります。このようにくしゃみといえども長引く場合は油断できません。

体に影響を及ぼすぐらい症状がひどい場合は医療機関を受診するようにしましょう。

飛沫感染が危険!他人への影響

くしゃみB3

くしゃみをする上で気をつけたいのが飛沫感染です。

花粉症などのアレルギー性鼻炎や温度差が原因のくしゃみの場合は他人に感染する危険はありませんが、風邪のときに体に入ってきたウイルスを外に出そうとする体の防御反応でもくしゃみは起こります。

風邪などが原因のくしゃみの場合、飛沫感染により他人にウイルスが感染する可能性があります。ウイルスに感染した人がくしゃみをすると約1~2mの距離にまでウイルスが飛散するといわれているのです。

くしゃみだけではなく発熱などの症状がある場合は他人に感染させないためにも、エチケットとしてマスクを着用するようにしましょう。

くしゃみの解決方法、アレルギーの場合は医療機関へ

くしゃみB4

くしゃみが出るときの解決方法としては、まずくしゃみの原因を知ることが大切です。人に感染するものなのか感染しないものなのかによって、対処法も変わってきます。

アレルギーによるくしゃみの場合は、抗ヒスタミン剤や点鼻薬などが症状の改善に効果的です。同時にアレルギー物質から身を守る必要もあります。市販のアレルギー性鼻炎用の薬などもありますが、アレルギー用の薬の中には眠気を催すものなどもありますので医療機関で処方してもらうのが確実でしょう。

今後の対策としても、反応するアレルギー物質は何なのかを知っておく必要はありますので、一度耳鼻咽喉科でしっかりと調べてもらうことをお勧めします。

またくしゃみを改善するには原因を予防することも大切です。マスクを着用し外から帰ってきたら洋服に着いた花粉も払い落すようにしましょう。

日常で気をつけたい4つのポイント

日常でできるくしゃみ対策は主に次の4点です。

  1. こまめな掃除をする
  2. ハウスダスト対策のため布団は天日干しがいいが、花粉の時期は避ける
  3. ファー、ムートンは避ける
  4. 温度・湿度は適正に保つ

ハウスダストなどのアレルギーがある場合は毎日こまめに掃除をするようにしましょう。ソファーなどはほこりが溜まりやすいので意識して掃除するとよいでしょう。また布団も同様です。

しかし天日干しは余計に布団に花粉をつけてしまう原因ともなるため、お天気が良くても花粉の飛散している時期には外に布団を干すのはやめましょう。

ファーやムートンなどの素材は暖かくて人気がありますがくしゃみの原因となりますので避けた方がよいでしょう。

また寒かったり乾燥したりしていてもくしゃみが出やすくなりますので、部屋の温度調整や加湿を意識して行うようにするとより効果的です。

温度差などでくしゃみが出る血管運動性鼻炎の場合は鼻粘膜の自律神経に作用しますので、ストレスなどがあると自律神経が乱れ症状が引き起こされてしまう場合もあります。ストレスを溜めないことも、くしゃみの改善には必要です。

まとめ

鼻風邪とアレルギーは、症状が似ています。ただし、痒み(鼻の痒み、目の痒み、皮膚の痒み)がある場合には、アレルギーが疑われます。

アレルギーによるくしゃみは、早めに耳鼻咽喉科を受診して適切な治療を受ける必要があります。同時に、自分自身が気をつけることで、ある程度くしゃみを防ぐこともできます。まずは原因をしっかりと自覚し自分でできる対策を行っていきましょう。

また、花粉症など毎年症状があるという人は症状が出る前から早めの対策も効果的でしょう。規則正しい生活をする・ストレスを溜めないといった生活を送ることも大切です。