そばかすは深刻な病気ではありませんが、顔の目立つ位置にできるので、気になることも多々あります。できてしまったそばかすにはどのように対処すれば良いのでしょうか?そばかすを予防する方法と合わせてご覧ください。

そばかすとは何か知りたい方は、「そばかすって何なの?ほくろやシミとは何が違う!?」をご参照ください。

目次

美容クリニックの違いを教えて

そばかすで悩んだときは、皮膚科か美容皮膚科を受診しましょう。美容クリニックの違いを理解しておけば、トラブルがあったときに活用できます。

皮膚科

湿疹、かゆみ、ニキビ、肌荒れ、アザなど皮膚の疾患を治療します。保険診療が基本です。あくまでも皮膚の疾患を治療することが目的となるため、治療後の肌が綺麗に見えるかについては本来範囲外です。

美容皮膚科

皮膚科が疾患の治療をするのに対して、美容皮膚科はアンチエイジングや肌質のレベルアップなど、肌を美しく保つことに特化しています。自費診療がメインとなります。

美容外科

肌質を改善するのではなく、顔立ちや体形を修復させます。目を二重にする、鼻を高くする、あごを細くするなど、多くは外科手術によって診療を行います。美容皮膚科と同様に、自費診療がメインとなります。

そばかすは治療できる?

レーザー治療

強いレーザー光線を短い時間照射することによって、メラニン色素を壊します。術後は皮膚が紫外線の影響を受けやすくなります。新しいシミができないように、テープなどで保護して紫外線を防ぐようしっかりと対策をする必要があります。

そばかすは予防できる?

鏡の前で微笑む女性

日焼けによるシミやそばかすを防ぐためには、肌のターンオーバーを正常化させてメラニンの排出を促すことが大切です。毎日のスキンケアや習慣でそばかすを予防しましょう。

紫外線を防ぐ

紫外線は、メラノサイトを活性化させてメラニンを生成します。毎日の紫外線ケアをきちんと行うことで、日焼けから肌を守ることが大切です。一年を通して紫外線の量は一定ではないので、季節や使う状況に応じて日焼け止めを選ぶようにしましょう。

日焼け止めの効果的な塗り方

  • 肌にむらなくのばす
  • 2~3時間おきに塗りなおす
  • 顔の横側、耳、首までしっかり塗る

特に紫外線の多い季節は、肌の露出を控えることが有効です。

  • 長袖を着る
  • 帽子をかぶる
  • 日傘をさす
  • サングラスをかける
  • 日陰を歩く

美白化粧品を使う

美白化粧品の目的は、「日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ」、「メラニンの生成や蓄積によるシミ、そばかすを防ぐ」です。「医薬部外品」や「薬用」と表記があるものは、厚生労働省が認めた成分を既定量含んでいます。

美白化粧品の成分

  • トラネキサム酸
  • カモミラET
  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • コウジ酸
  • エラグ酸
  • プラセンタエキス

など

メラニン生成を抑制する効果が期待できます。

野菜やフルーツを食べる

ビタミンCは美白効果の他に、皮脂分泌を正常化させ、活性酸素を除去させる作用もあります。スキンケアだけでなく食べることでも効果も期待できるので、ビタミンCが含まれている野菜やフルーツを食事に取り入れるようにしましょう。

ビタミンCが多く含まれている食品

  • いちご
  • オレンジ
  • キウイ
  • ブロッコリー
  • ピーマン

など

サプリを飲む

ビタミンCは水溶性で代謝が早いので、身体の中に溜めることができません。食事から摂取するのが難しい場合は、サプリで手軽に利用することができます。サプリを選ぶときは、「持続型」、「タイムリリース型」と書いてあるものにするのがポイントです。身体の中で少しずつ溶けて吸収されていくからです。

睡眠を取る

新しい細胞を作るのは、成長ホルモンです。成長ホルモンにより肌のターンオーバーが促されます。成長ホルモンが活発に分泌されるのは、眠りについてから2時間後に訪れる深い眠りのノンレム睡眠の時間です。そばかすの改善のために、規則正しい生活をおくって質の良い睡眠をとって、肌のターンオーバーを促しましょう。

リラックスして眠るために

  • ゆっくり入浴をして身体を温める
  • 寝室の照明を暗めにする
  • お気に入りのアロマを焚く
  • 寝る前にストレッチなどのゆるい運動をする

まとめ

そばかすにはメラニン生成が関わっているので、メラニンを増やさないようにすることが大切です。紫外線を防ぐ、美白化粧品を使う、ビタミンCを口から摂取する、質の良い睡眠を取ることで、そばかすの悩みを改善させましょう。