花粉症アレルギー性鼻炎に悩まされていて薬を買いたいけど、何を買えばよいか分からないし、薬についても良く分からない”という方はとても多いと思います。そこでこの記事では、久光製薬の「アレグラFXについて紹介します。

これからは、何もかも病院に頼らず自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション」の時代なので、薬についての知識を集め、自分で薬を選んで健康管理を行い、軽い病気の症状緩和などに活用していきましょう。

なお、アレグラFXと同様にCMでよく宣伝されている「アレジオン20」についての記事もあわせてご覧ください。

目次

アレグラFXの分類

抗ヒスタミン薬(第2世代)と分類され、第2世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」を配合した鼻炎薬です。アレグラという医療用医薬品をOTC(市販向け)にしたものです。

抗ヒスタミン薬は、花粉症の様々な症状を引き起こすヒスタミンという物質に直接作用するため、症状を素早く改善することができますが、副作用として眠気が起こるのが特徴でした。それに対し、「第2世代」と呼ばれる抗ヒスタミン薬はその副作用を改善したものです。もともとは医療用として病院で処方されていましたが、現在は市販薬に転用されています。

効能効果

花粉・ハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状(くしゃみ鼻水鼻づまりの緩和

用法用量

鼻を押さえる女の子

1回1錠を、1日に2回(朝夕)服用します。15歳未満の小児は服用しないでください。なお、花粉症の場合、症状が軽いうちから服用を始めるとより高い効果が期待できます。

副作用について

上記の通り、眠気はほとんど起こりません。集中力や判断力の低下も起こしにくい薬です。しかし、以下のような副作用を生じる場合があります。

  • のど・まぶた・唇の腫れ、かゆみ
  • 吐き気・嘔吐、腹痛
  • しびれ感・頭痛、めまい、睡眠障害
  • 頻尿、排尿困難
  • 動悸、味覚異常、月経異常

この他にも気になる症状がみられた場合は、服用を中止し、医師または薬剤師に相談しましょう。また、まれに以下のような重篤な症状が起こることもあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

注意事項

症状悪化、副作用を誘発しないよう、以下の項目を遵守してください。

  • アレグラはその成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人は服用しない
  • 15才未満の小児は服用しない
  • 服用前後に飲酒しない
  • 授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける
  • 服用中は、他のアレルギー用薬・抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等の医薬品を使用しない
医師

まとめ

アレグラFXのような薬は、医療用から一般用に切り替えた(=スイッチした)薬であることから「スイッチOTC薬」と呼ばれています。医療用医薬品と成分が同じですので、薬剤師によるしっかりとした服薬サポートが大切です。薬のことを良く知り、セルフメディケーションに努めていきましょう。ただ、何か異常のあった際は、早めに耳鼻咽喉科等の医師に相談するのが確実です。